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予告された殺人の記録 [物語の鑑賞]

ノーベル賞作家・ガルシア=マルケスの「予告された殺人の記録」です。

タイトルにあるように、ある殺人を記録したものです。

小説ではあるのですが、実際の事件をモデルにしています。

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

  • 作者: G. ガルシア=マルケス
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 文庫


タイトルだけ見るとミステリー小説という感じもしますが、べつに大掛かりなトリックとかはでてきません。

謎を取り扱っていることには変わりませんが、トリックの謎ではなくて人生の謎といった感じです。

また、南米の空気や歴史を感じることができ、日本やアメリカを舞台にした殺人事件とはかなり雰囲気が違います。

犯人も最初から分かっていて、分かっていながらなぜ殺人を防ぐことができなかったか、

という問題を少しずつ解き明かしていくという流れを取っています。

ノーベル賞作家の小説だから、文章も難解かというと、これがそうでもありません。

翻訳小説特有の固さはありますが、基本的には読みやすいです。構文もそんなに複雑なものはありません。

同作家の「百年の孤独」とはまた少し違った魅力があります。
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コメント 2

umiko

むずかしくないの?
by umiko (2008-09-14 08:48) 

meguru

そんなにむずかしくないです。
by meguru (2008-09-16 21:57) 

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